【コナン映画】今作の主人公『灰原哀』はどんな人物？黒ずくめとの関係は？ | Film-Log|新旧映画情報サイト（批評・考察・ランキング・まとめ）

2023年4月14日公開の映画、『名探偵コナン黒鉄の魚影（サブマリン）』。今作のキーパーソンとなるのは、原作でも人気のキャラクター、「灰原哀」です。

今回は、改めて灰原哀がどのような人物なのかを紹介しますよ。

「黒鉄の魚影」の主人公は灰原哀！

第26作目となる名探偵コナンの劇場版シリーズ、『名探偵コナン黒鉄の魚影（サブマリン）』。キャッチコピーの一つに「死ぬな、灰原――」というものがあり、CMなどでもコナンが灰原哀の名を呼ぶシーンがかなり印象的に盛り込まれています。

原作でもかなりの人気キャラクターである灰原哀が映画の主役となることが発表された際には非常に大きな反響があり、映画の公開を沢山のファンが今か今かと待っていましたよ。

灰原哀ってどんな人物？

では、今年の映画のキーパーソンとなる灰原哀とはどのようなキャラクターなのでしょうか。まずはプロフィールから紹介します。

本名：宮野志保
性別：女性
年齢：18歳(自称)
職業：黒の組織の科学者(元)

「灰原哀」の名は名探偵コナンをよく知らない人でも聞いたことがあるかもしれませんが、実は灰原哀の本名は「宮野志保」。年齢は、本人曰く18歳ですがコナンはそれを信じていないという描写があり、実際の年齢は不明となっています。

コナン/工藤新一と同じく、毒薬「APTX4869」の副作用で身体が幼児化しており、作中では主に小学校低学年の姿で登場。コナン同様に帝丹小学校1年に編入し、通っていますよ。

かつては黒の組織の科学者だった

灰原哀/宮野志保は黒ずくめの組織の元メンバー、当時のコードネームは「シェリー」でした。生後間もなく事故死した両親の研究を引き継いでAPTX4869の開発に携わっていた科学者だったのです。シェリー本人はAPTX4869のことを毒薬だとは思っていなかったものの、それが毒薬として利用できると知った組織はシェリーに無断で使用するように。おまけに唯一の肉親である姉の宮野明美が組織に抹殺され、その理由を組織が明かさなかったため、シェリーは業を煮やしてAPTX4869の研究を中断、組織に対抗したため研究所のガス室に監禁されることとなりました。

APTX4869での自殺を試みたところ、幼児化することに

「殺されるくらいなら」と、隠し持っていたAPTX4869を服用して自殺を試みたシェリー。偶然工藤新一のように身体が幼児化し、部屋に備えられた小さなダスト・シュートから脱出することができました。

組織の一員ということもあり、元々工藤新一の幼児化を推測していたシェリー。同じ境遇となったことから彼を頼って工藤家に向かい、その門前で倒れてしまうものの阿笠博士に保護され、「灰原哀」として帝丹小学校1年に編入することになりました。現在は阿笠博士宅に居候しながらAPTX4869の解毒薬を研究、ついでに歩美や光彦ら「少年探偵団」にも半ば強引に入団させられています。

現在も命を狙われること多数？

かつては黒の組織のメンバーで、しかも敵対する形のまま姿を消したシェリー。そのため黒の組織からは現在も狙われています。

両親である宮野夫妻と親しかったピスコからは、灰原哀とシェリーが同一人物だと気づかれ監禁されることに。危うく殺されかけたものの、最終的にコナンに助けられました。

ベルモットからも正体を知られており、殺されかけたもののコナンや毛利蘭、FBIの助けでなんとか生還。以降ベルモットはコナンとの約束や自身の目的のために灰原哀の正体を組織の他のメンバーと共有していませんが、その後もベルモットは灰原哀について「彼女だけはこの世にいてはならない」と考えており、強い殺意を向けていますよ。

「黒鉄の魚影」では？

では、「黒鉄の魚影」ではどのような活躍を見せるのでしょうか。

同作で灰原哀は「老若認証システム」で灰原哀とシェリーが同一人物であることをベルモット以外の黒の組織の人間にも知られてしまうことに。更に組織メンバーであるウォッカとピンガによって拉致され、潜水艦に幽閉されてしまいます。そしてついに組織のメンバーと対面することとなる灰原哀。絶体絶命とも言うべき状況を、一体どのように切り抜けるのでしょうか？黒の組織のメンバーの灰原哀に対する反応も見逃せません！

『劇場版名探偵コナン』の興行収入は、2021年にコロナウイルスの影響で少し落ち込んだものの、それ以外の近年の作品は毎年シリーズ最高を更新しています。昨年の「ハロウィンの花嫁」が97.8億円を記録していますし、今年は大台、100億円を突破するかもしれませんね！