【名作映画】物語を彩る!久石譲がジブリ音楽を手がけた作品は?

【名作映画】物語を彩る!久石譲がジブリ音楽を手がけた作品は?


宮崎駿さんが10年ぶりに長編ジブリ映画の監督を務める『君たちはどう生きるか』の公開日が、2023年7月14日になることが発表されました!

ジブリ作品といえば幅広い世代に愛されるストーリーと、独特のタッチで描かれる作画が魅力ですが、久石譲さんが手がけるジブリ音楽が好きだという人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、久石譲さんが音楽を手がけたジブリ作品を紹介します!

風の谷のナウシカ

  • 公開日:1984年3月11日

文明が崩壊し、大地が汚染された終末世界で、風の谷に生きるナウシカを中心に、人間たちの醜い争いが描かれた物語です。

神秘的な雰囲気が漂う作品で、子供が歌う「ナウシカ・レクイエム」という曲が有名ですよね。実は「ナウシカ・レクイエム」を歌っているのは、当時4歳だった久石譲さんの娘・久石麻衣さんだそうですよ。ジブリ音楽に久石譲さんの家族も関わっていたとは驚きですね!

天空の城ラピュタ

  • 公開日:1986年8月2日

鉱山で働くパズーが、空から突如降ってきた少女・シータとの出会いをきっかけに、天空の城ラピュタを巡る陰謀に巻き込まれていく物語です。

まるで冒険しているかのようなワクワクする音楽が多く、最後にラピュタが天に昇っていくシーンで流れる「天空の城ラピュタ」は、視聴者も浮遊感を感じるような優しいメロディが印象的な音楽です。

となりのトトロ

  • 公開日:1988年4月16日

田舎に引っ越してきたサツキとメイを中心に、トトロと呼ばれる不思議な生き物との交流を描く、子供から大人まで幅広い世代に人気の作品です。

活発な子供のドタバタ感や猫バスの疾走感を表現した、各シーンの描写と相まって引き込まれる音楽が多く、聴くだけでどのシーンの曲かわかるという人も多い作品ではないでしょうか。

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魔女の宅急便

  • 公開日:1989年7月29日

魔女としての修行のため港町に降り立ったキキが、町で出会うさまざまな人との交流を経て成長していく物語です。

外国の港町を思わせる曲調の音楽が多く、自分もこんな町を訪れたいという気持ちにさせます。緊張感漂うシーンで盛り上がる音楽に、思わず前のめりになって観てしまう作品です。

紅の豚

  • 公開日:1992年7月18日

第一次世界大戦後のイタリアを舞台に、豚の姿をした飛行機乗りのポルコ・ロッソの生き様を描いた作品です。

行進曲のようなリズムの音楽が戦闘機による空戦のシーンを盛り上げるほか、男らしいポルコの性格にマッチしたダンディーな曲が多いのが魅力です。

もののけ姫

  • 公開日:1997年7月12日

さまざまな思惑によって勃発する戦争の時代に生きる人間と、人間の争いの中で破壊される自然に生きる生き物たちの戦いを描いた作品です。

静かな曲調で美しい自然を想像させる音楽と、「アシタカせっ記」のように過酷な時代を生きる者たちの葛藤を感じさせる壮大な音楽が、視聴者を最後まで物語に引き込みます。

千と千尋の神隠し

  • 公開日:2001年7月20日

八百万の神様の住む世界に迷い込んだ小学生の千尋が、元の世界に戻るために周囲の力を借りながら少しずつ成長していく物語です。数あるジブリ作品の中で興行収入一位を記録しており、今なお多くの人に愛されています。

温泉街をイメージした活気あふれる曲調の音楽が多い中、「あの夏へ」というピアノがメインの曲は、どこか切なげで懐かしい気持ちにもなれる、ジブリ音楽の中でも屈指の名曲です!

ハウルの動く城

  • 公開日:2004年11月20日

魔女によって90歳の老婆にされてしまったソフィーが、自身の呪いを解いてもらうために魔法使いのハウルとともに冒険をする物語です。

有名な曲は「人生のメリーゴーランド」という曲ですが、同様のメロディでよりテンポ感のある「空中散歩」という曲は、これからの物語の展開に期待が膨らむ、視聴者にワクワクを感じさせる心地の良い曲です。

崖の上のポニョ

  • 公開日:2008年7月19日

人間になりたい魚の女の子・ポニョと5歳の少年・宗助が織りなす、ファンタジックな恋物語です。子供向けの可愛い作品のように見えて、実は裏の設定があるのではないかと、さまざまな考察がなされている作品でもあります。

楽曲は海のように優しく包み込む心地の良い曲が特徴的ですが、中には聴いていて楽しくなれるような、子供でも親しみやすい音楽も多く使用されています。

風立ちぬ

  • 公開日:2013年7月20日

戦時中の日本が舞台で、戦闘機の設計に情熱を燃やす堀越二郎の物語です。戦時中の日本で、実際に戦闘機を設計していた堀越二郎さんという人をモデルにしたそうですよ。ジブリ作品では珍しく、大人の恋愛模様も描かれており、内容も大人向けに制作された話題作です。

日本が舞台ですが外国の景色を思わせる曲が多く、どれもしっとりとした曲調で常に落ち着きのある雰囲気が漂っている作品です。

かぐや姫の物語

  • 公開日:2013年11月23日

日本の伝統文学作品の『竹取物語』を元にして制作された作品です。監督は高畑勲さんが務め、出会いから35年の時を経て初めて久石譲さんと組むことになりました。

日本らしい伝統的な曲調の楽曲が多いですが、悲しい別れのシーンで流れる明るい曲調の「天人の音楽」が、少々不気味だとも言われています。かぐや姫を迎えに来た人々が無表情でありながら明るめの曲が流れるという、音楽と表情のギャップに驚いた人も多かったみたいですよ。

まとめ

今回は、作曲家の久石譲さんが手がけたジブリ作品についてまとめました。誰もが知るほとんどのジブリ音楽を、久石譲さんが手掛けていることがわかりましたね。

7月14日に公開が決定している新作ジブリ映画『君たちはどう生きるか』の楽曲を担当しているのかはまだ明かされていませんが、どのような楽曲が作品を彩っているのか今から公開が待ちきれませんね!