日本はLINEが当たり前!欧米や中国で主流のメッセージアプリは?

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1人に1台スマートフォンを持つようになって、10年余念以上が経ちました。その間の技術革新のスピードは我々の想像をはるかに超えるものでしたよね。電話をかけることもなく、指一つで、いやなんなら声一つで、買い物も、タクシー配車も、エアコンの操作もできてしまうなんて・・・。

そんな中でも革新的に変わったことの一つが「連絡手段」でしょう。遠くの人と連絡をする時は手紙、電話だった時代から、ポケベル、メールと移り変わり、現在ではLINEで連絡を取るのが当たり前になっていると思います。でもLINEをメインアプリとして連絡を取っているのって、実は日本人だけって知ってましたか?

今日は、LINEのように日々の連絡のためのアプリとして、海外で使われているサービスをご紹介していきます。

欧米や中国では主流!4つのメッセージアプリ

WhatsApp

WhatsApp(ワッツアップ)は、メッセージングアプリとしては圧倒的な利用者数を誇り、主に欧米を中心に世界で幅広く使われています。

2022年現在では20億を超えるユーザー数を誇り、メッセージアプリとして不動の地位を気づいています。実はFacebookを運営するメタ社のアプリというのも、意外と皆さん知らないのではないでしょうか。

使い方はほとんどLINEと変わらないですが、一番の違いは「電話番号でアカウントを認識する」というところではないでしょうか。また、他人と連絡を取り合う機能以外はほとんどないところも特徴でしょう。2009年にサービスを開始したので、一年で1億人以上のユーザーを獲得してきたことになります。

Facebook Messenger

日本では、そこまでFacebookが浸透していないため皆さん実感はないでしょう。初期はFacebookをダウンロードしていればMessenger機能も使えていましたが、Facebookの機能拡大もあり、現在スマートフォンでFacebook Messengerを使うには、別アプリでダウンロードしなければなりません。

メタ社は、上記のWhatsAppとFacebook Messengerを合わせて35億近いユーザーを有し、それとは別に29億を超える世界最大のSNSプラットフォーム『Facebook』のユーザーを抱えています。この数字を見ると、マーク・ザッカーバーグが、いかにすごいことを成し遂げてきたのかに気づきますよね。

WeChat

中国の巨大IT企業・テンセント社が提供しているサービスで、中国版LINEと言えるでしょう。LINE、WhatsAppもですが、WeChatも緑がモチーフになっており、機能としてはLINEとWhatsAppを足して二で割ったようなサービスを提供しています。

海外版WeChatでは、Facebookアカウントで利用が可能となっており、多くの利用者の獲得に成功しているようです。2015年時点で11億人を超えるユーザーを記録しており、その大多数が中国人と言われています。ただ、ある事件をきっかけに会話履歴などは監視されて検疫を受けているとされているので、パスワードを変えたりファイアウォールなどをしようしても、このアプリを使っている以上、会話は監視されていると思った方がいいかも知れません。

Instagram

「え?!メッセージアプリじゃないじゃん?!」と思う人もいるかも知れません。はじめはそうだったのですが、どうやら状況は少し変わってきているようです。

ご存じの通り、Instagramのメイン機能は、動画や画像を通常の投稿や他に24時間で消える「ストーリー」を使って共有して楽しむサービスです。

最近では、これらの投稿やストーリーを見て、そのままInstagramのメッセージ機能で連絡を取り合うことが多くなってきているようです。ただ、本当に仲のいい友達とはやはりLINEやWhatsAppなどで連絡を取り合うらしく、最近の若い子たちは本当に大変だなと思います。

最後に

我々が使っているLINEは、世界シェアを考えると上位10位にも入っておらず、欧米に行くとそもそも存在さえ知らない人も少なくありません。日本以外では、タイや台湾、インドネシアでメッセージアプリのメインとして使われています。

日本にいると情報が入って来ませんが、こうやってたまに世界事情にも目を向けてみると日本の現状がよく見えてくるかもしれませんね!