2006年から2018年にかけて週刊ヤングジャンプにて連載された「嘘喰い」。個性的な登場人物たちがおこなう生死を賭けたサバイバルゲームが魅力の当作は、連載開始から10年が経過した2016年には実写映画版が上映されました。
しかし評価の高い原作と違い、実写映画版の評価はあまり高くはなく、一部の視聴者からは「ひどい」といった辛辣な声も上がっています。嘘喰いの映画がひどいといわれてしまっている理由は何なのでしょうか。
本記事では嘘喰いの実写映画がひどいといわれている理由を中心に、あらすじやキャストなどの作品情報を紹介していきます。
嘘喰いの実写映画版について
冒頭でも触れたように、嘘喰いの映画版は連載開始10周年記念と題され、2016年に全国の映画館で上映されました。興行収入は2億7500万円とそれなりの数字を叩き出してはいるものの、視聴者からの評価はあまりよくはなく「ひどい」とまでいわれてしまっているようです。
まずはその嘘喰いの映画のキャストからみていきましょう。
作品情報
嘘喰いの映画制作に携わった主なメンバー、および作品情報は以下のとおりです。
- 監督:中田秀夫
- 脚本:江良至、大石哲也
- プロデューサー:森川真行
- 製作:ファインエンターテイメント
- 公開時期:2016年2月11日
- 上映時間:120分
- 興行収入:2億7500万円
主演は横浜流星!他のキャストもかなり豪華
嘘喰いの映画のキャストは下記のとおりになります。
- 横浜流星(主演)
- 佐野勇斗
- 白石麻衣
- 本郷奏多
- 森崎ウィン
- 櫻井海音
- 三浦翔平など
主演の横浜流星さんを筆頭に、白石麻衣さんや本郷奏多さんなど、錚々たる豪華な顔ぶれが嘘喰いの映画版に出演していました。また主題歌はB’zが担当しており、緊迫した物語により深みを持たせる楽曲としてオリコン1位を記録するなどの大ヒットを記録しています。
あらすじ
天才ギャンブラー、通称“嘘喰い”の異名を持つ斑目貘が、日本を裏から操る人物たちが集まる会員制闇ギャンブル・“賭郎”に挑む。日本を牛耳る政界や裏社会をも牛耳る、欲望まみれの権力者たち。
嘘を嘘と見抜けられなければ即死の過酷なサバイバルゲームの中で、斑目貘はどのようにして凶悪なイカサマ詐欺師たちと対峙していくのか。
嘘、騙し合い、殺し合いにも発展するデスゲームが幕を開ける。
原作版の違いがひどいといわれる原因?
最後に嘘喰いの映画版がひどいといわれる理由についてお伝えします。
結論からいうと、原作との違いがひどいといわれる主な要因となっているようです。特に評価が割れたのは脱出ゲーム編で、原作では賭郎の初登場シーンでなおかつルール無用の過酷なサバイバルゲーム感が強かったエピソードだったものの、映画では原作ほどの緊張感がなく、本来の魅力が全く出せていないとの声が散見されています。
また、全体的にトリックが分かりやすく描写されていることもあり、原作の最後の最後まで分からない頭脳戦の魅力が半減しているとの声も。原作が未読の方には分かりやすい映画となっていますが、原作ファンからすればソフトになった感が否めず、物足りずに「ひどい」と思ってしまう傾向にあるようです。
まとめ
以上、今回は映画版の嘘喰いの作品情報やキャスト、「ひどい」といわれる理由についてお伝えしましたがいかがでしたか?
原作ファンからの評価は高くない一方で、初めて嘘喰いに触れる層からの評価はそこまで悪くなく、新規ファン層の開拓には成功したともいわれています。映画版は続編を感じさせる終わり方だっただけに、2024年現在でも第2弾を待ち望むファンも少なくないようです。果たして今後続編は制作されるのでしょうか、引き続き注目していきたいですね。