先日、日本テレビを退社し同志社大学ハリス理化学研究所の助教授として勤務することが発表された桝太一 アナウンサー。キャスターと研究者の二足のわらじを履くことも話題となりました。
研究に明け暮れて疲れてしまう前に…
日テレ アナウンサー・桝太一さんと言えば理系出身!朝の情報番組でMCをされていた時もアサリの研究をしていたと紹介されていました。桝さんのように、理系の方は勉強熱心で興味のある対象に一直線な方も多いでしょう。ただ、集中しすぎると体を壊してしまうことも。そうなる前に、お家でゆっくり映画でも見て気持ちをリフレッシュしませんか?今回は理系の方が楽しんで鑑賞できる映画を5つ紹介します。
理系必見!おすすめの映画5選
1.「ビューティフル・マインド」(2002年)
〈あらすじ〉
戦後間もない1947年、プリンストン大学院の数学科に入学したジョン・ナッシュは天才的な数学の理論を展開し一目置かれる。愛する女性と結婚し順風満帆な生活を送っていたが、政府から敵国ロシアの通信暗号の解読を強要された彼は精神的に追い詰められていくことになり…。
〈見どころ〉
「ゲーム理論」という画期的な理論を発見し、後にノーベル経済学賞を受賞するジョン・ナッシュの半生を描いた作品。天才といえども困難はつきものであり、周りの支えがあってこその人生なのだと考えさせられます。
2.「インターステラー」(2014年)
〈あらすじ〉
環境破壊などによる食糧難で人類滅亡の危機に陥っている未来の地球。トウモロコシ農場を営む元エンジニアのクーパーはこの危機を救うため、人類が生存できる新しい星を探す任務に誘われる。娘のマーフィーはこれに猛反対するが、「必ず戻る」と約束し家族と人類の未来のために宇宙へと旅立つ。
〈見どころ〉
理論物理学者のキップ・ソーンが参加したこの作品。物語のベースは父と娘の愛情ですが、宇宙空間や重力などの科学的な描写の正確さ、視覚的に魅せる壮大な世界観はまさに理系向きではないでしょうか。
3.「アルキメデスの大戦」(2019年)
〈あらすじ〉
1933年、第二次世界大戦前の日本帝国海軍は欧米への威厳を示すために、世界最大の戦艦「大和」の建造を計画していた。しかし、建造されることで状況が不利になることを懸念した海軍少将・山本五十六はこの計画に反対。天才数学者の櫂直の力を借りて建造にかかる費用を算出し、この計画に隠された陰謀を暴こうとする。
〈見どころ〉
三田紀房の同名漫画を実写化したこの作品は、戦争映画らしい迫力のある場面はほとんど出てきません。数学オタクの主人公がひたすら計算し、数字をたたき出して論破するストーリーなので理系の方のテンションは自然と上がるのではないでしょうか。
4.「博士と彼女のセオリー」(2014年)
〈あらすじ〉
1960年代イギリスのケンブリッジ大学で物理学を学ぶスティーブン・ホーキングは同じ大学に通うジェーンと恋に落ちるが、徐々に体の自由が利かなくなるALSを発症し余命2年と宣告される。周囲の反対を押し切り結婚した二人は3人の子供を育てながらあらゆる困難に立ち向かっていく。
〈見どころ〉
2018年に亡くなった理論物理学者のホーキング博士の半生を描いた作品。専門用語がたくさん出てくるので物理学を学んでいる人はワクワクするのではないでしょうか。病気の進行や家族の葛藤など様々な困難に立ち向かう姿に涙し、彼の最後の演説に胸を打たれてしまう感動作です。
5.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)
〈あらすじ〉
高校生のマーティーは友人の科学者ドクが愛車デロリアンを改造したタイムマシンで1985年から30年前の過去へタイムスリップしてしまう。出会うはずだった両親の邪魔をしてしまったことで自分が生まれないかもしれない未来を阻止し、元の時代へ無事に戻るために奮闘する。
〈見どころ〉
アインシュタインの相対性理論がベースとなるタイムトラベルを題材とした映画の中でも最高傑作と名高い人気作品です。2,3と続編も制作されていますが、数々の伏線が見事に回収されていくので気持ちが良く、もしかしたら近い未来デロリアンが発明されるかもしれないという夢を持たせてくれる理系心をくすぐる素敵な作品です。
まとめ
今回は理系ならではの面白くて楽しめる映画を5つ紹介しました。数字的なものや科学的な検証が物語に深みをもたらしてはいますが、やはり人間性のあるストーリーは気持ちをリフレッシュするのに欠かせない要素となります。この5作品に共通するのは、どの作品の主人公も常に「挑戦」していること。桝太一さんのように探求心を失わず挑戦し続ける理系ならではの視点で、世の中に明るい話題が増えることを期待しています。