パソコンに「ウイルス感染警告」が表示されたときの対策3選

パソコンに「ウイルス感染警告」が表示されたときの対策3選


私たちの日常に欠かせないデバイスである、パソコン。仕事や私生活でも重宝しているという人も多いでしょう。パソコンを使えばどんな情報でも手に入り、書類やコンテンツ作成も効率的にできる。そんな便利な一面を持つ一方、リスクが高いのも事実ですよね。パソコンを使っていて、突然「ウイルス感染警告」が表示された…なんて経験はありませんか?「Microsoft」なんて表記があると一気に信ぴょう性が上がり、個人情報の漏えいやパソコンの故障を考え背筋が凍る思いですよね。今日はそんなパソコン ウイルス感染の警告メッセージに対する対策をまとめてみたいと思います。基本的な知識を持っておけば、いざというときにも冷静に対処ができるでしょう。

突然の「ウイルス感染警告」!有効な対策3選

ネットサーフィンを楽しんでいたら、突然こんなメッセージが表示されたことはありませんか?

  • ウイルスに感染しています
  • トロイの木馬に感染しています
  • Windowsセキュリティシステムが破損しています

パソコン ウイルス感染している具体的な名称が出てきたり、危機感を煽るメッセージもあって、焦ってしまいますよね。一目で詐欺だと分かりやすいものもありますが、中にはMicrosoftやWindowsの公式ページとそっくりなデザインになっていて、素人では区別がつかないものがあるのも事実。ただ、こういったメッセージが表示された時点で何かおおごとになるケースはごく稀ですので、不安に思う必要はありません。「表示されただけ」では、パソコン ウイルス感染したり、システムが破損するなどの大きなダメージを受けることはないのです。

1.      絶対にクリックをしない!

上記のようなメッセージが表示されたとき、絶対にしてはいけないのが、文言通りにクリックしたりURLにアクセスしたり、表示された電話番号に電話をかけたりすること。クリックすると、悪意あるソフトをインストールするよう促され、そのままパソコン ウイルス感染…という最悪の結末を迎えることにも。さらにそのまま放置してしまうことで、第三者にパソコンを乗っ取られる可能性もあります。また、電話番号に電話をしてしまった場合には、電話口の人が「遠隔操作でウイルスを除去するので、必要事項を入力の上支払いをしてください」といって、あらゆる手段でクレジットカードの番号などを聞き出してくる恐れもあります。

2.      何もせず画面を閉じる

警告メッセージにあるURLをクリックしたり、表示されている電話番号に電話をかけたりせずに、何もせずブラウザやウインドウを閉じてください。場合によっては、「閉じる」を押しても消えないようになっているメッセージもあると思います。そういった場合には、タスクマネージャー画面からできるブラウザの強制終了も手ですので、試してみてくださいね。

  1. キーボードで[Ctrl]+[Shift]+[Esc] 同時押し
  2. 開いていたブラウザを探し、「タスクの終了」をクリック
  3. パソコンを再起動する

3. ブラウザを変えよう

実は、このようなパソコン ウイルス感染警告が表示されやすいブラウザというのがあります。それが「Internet Explorer」と「Edge」なのだそう。無料ブラウザ「Google Chrome」に切り替えることで、この被害を免れている人も多いそうなので、「Google Chrome」が推奨されていますよ。

本物と偽物、どうやって見分ける?

URLをチェック!

公式情報は、必ず公式サイトから発信されることを覚えておきましょう。公式サイト以外からのメッセージはすべて怪しんでOK。URLの冒頭が「https://」になっているかどうかを確認してください。httpにsがついていることで、通信が保護された安全な状態だということを示します。sがついていない「http://」である場合、非公式の可能性が高いのです。次に、「https://」の次に公式のドメインが使われているかどうかを確認します。公式ドメインは大体、その企業名がそのまま使われていることが多く、たとえばMicrosoftであれば「microsoft.com」が公式ドメインとなります。もし「https://」の次に来る英語表記がわけの分からない羅列だったり、その会社名を明確に表すものでない場合、非公式とみなしましょう。

パソコンにインストールされているウイルス対策ソフトをチェック!

通常、ウイルス感染警告などのメッセージを出してくるのは、そのパソコンにインストールされているセキュリティソフトのみ。まずはお使いのパソコンにどのメーカーのセキュリティソフトが入っているかを確認しましょう。そして、表示されている警告メッセージが、そのセキュリティソフトからのものかどうかも見てみてください。ここが相違している場合、偽物と判断して問題ありません。

過剰な警告音など、恐怖心を煽っているかどうかチェック!

公式なパソコン ウイルス感染警告の場合、必要以上に恐怖心を煽る演出はしません。大きな警告音を鳴らしたり、スマホであればバイブを鳴らしていかにも緊急性のあるものだと思わせる手法が使われている場合、悪意のある偽物メッセージだと思って良いでしょう。

まとめ

誰もがヒヤヒヤしてしまう、突然のパソコン ウイルス感染の警告メッセージ。大事な個人情報や仕事のデータ、家族の写真などのデータを保管している人も多いですから、パソコン ウイルス感染警告には焦ってしまうことでしょう。でも、メッセージに表示された通りに行動してしまうのは、ハッカーの思うまま。本物のメッセージなのかどうかを冷静に判別し、適切な判断と行動を心掛けてください。ノートン360などのセキュリティソフトをインストールしておくのも、こういった警告メッセージを防ぐ方法の1つです。大事な情報が詰まったパソコンを、悪意あるウイルスやハッキングから守りましょう!