アニメや漫画で人気の『七つの大罪』は、それぞれのキャラクターが“罪”を背負う物語として知られています。本記事では、その「七つの大罪」を罪が重い順にわかりやすく解説しました。
さらに、ファンの間でたびたび話題となる「作画崩壊」がなぜ起きたのか、その理由についても掘り下げていきます。
「七つの大罪」罪が重い順にまとめ!
罪の重さは伝統的な宗教的解釈に加え、キャラクターの行動や物語上での影響力、及ぼす害の大きさで判断されます。まずは、七つの大罪の罪が重い順にまとめました。
第1位:傲慢(ごうまん)
傲慢は自分を過大評価し、神や他者を見下す心の状態です。七つの大罪の中で最も根源的で重い罪とされ、全ての罪の元凶とされています。傲慢は謙虚さを欠き、自己中心的な行動や他社への無理解を生み、破壊的な結果を招くことになるでしょう。
神学的には、傲慢は人間が神の意志に逆らう姿勢とされ、精神的な墜落を促進します。物語やアニメでも、傲慢な性格はトラブルの原因となりやすく、克服が成長の鍵とされます。
第2位:強欲(ごうよく)
強欲は限りない物質的欲望で、富や権力を追い求めることを指します。他者の権利や幸福を犠牲にしてでも自己の利益を優先し、結果的に社会の不正や争いの火種となります。強欲は外交的な欲望であり、欲望の果てに自己破滅を招くことも少なくありません。
アニメのキャラクターたちにもこの罪が深く根付いており、強欲が生む葛藤や裏切りは物語の重要なテーマとなっています。
第3位:嫉妬(しっと)
嫉妬は他人の成功や幸福を妬み、憎悪や妨害心を抱く罪です。自己と他者を比較して自己否定に陥り、精神的苦痛を深めます。嫉妬は人間関係の破壊や争いを引き起こす強力な感情で、個人だけでなくコミュニティ全体をも混乱させることも。
物語上では嫉妬心により裏切りや悲劇が生まれ、キャラクターの成長や和解のきっかけになることも多いです。
第4位:憤怒(ふんぬ)
憤怒は制御不能な激しい怒りの感情で、冷静な判断を失い暴力的な行動に走ることを指します。憤怒は自身と周囲に破壊をもたらし、多くの悲劇の元凶となります。
物語や宗教的教義では、憤怒は敵意や復讐心を増幅させる負の連鎖を生み、心身の健康や社会の平和を脅かす重大な罪となるため、怒りを制御し克服することは自己成長に不可欠なテーマと言えるでしょう。
第5位:色欲(しきよく)
色欲は過剰な性的欲望や快楽への執着を意味し、理性を失う原因となります。色欲は人間関係に混乱や誤解を生み、短期的な快楽追求が長期的な破綻や後悔に繋がることも。宗教的には肉体的欲求に溺れることを戒め、心の清浄を保つことが重要視されます。
アニメではキャラクターの人間的弱さや誘惑との戦いの象徴として描かれることが多いです。
第6位:暴力(ぼうりょく)
暴力は食べ過ぎや節度を欠く欲望を指し、自己管理の甘さの象徴です。過度な暴食は健康を害し、精神的にも依存や無秩序をもたらすことがあるでしょう。暴力は他の罪と比べると外部への直接的な害は少ないですが、自己破壊的であり、自制心の欠如を示します。
物語では自己制御の難しさや成長の課題として扱われることが多いです。
第7位:怠惰(たいだ)
怠惰は必要な行動や責任を放棄し、無気力・無関心に陥ることを指し、単なる怠けだけではなく、魂の堕落や人生への無関心も含みます。怠惰は自己成長の停滞を招き、他の罪や問題を助長する原因となることも。
物語や宗教において、怠惰は魂を蝕む罪として警戒され、努力や勤勉が推奨される重要なテーマです。
「七つの大罪」アニメの作画崩壊はなぜ?
「七つの大罪」のアニメの中である時を境に作画崩壊したことが話題になっています。ここでは、その理由について調査しました。
作画崩壊が話題になったのはいつ?
「七つの大罪」の作画崩壊が大きな話題となったのは、第3期「七つの大罪 神々の逆鱗」(2019年)から第4期「七つの大罪 憤怒の審判」(2021年)にかけてです。特に激しい戦闘シーンやキャラクターの表情などで、極端に崩れた絵がSNS上で拡散され、ファンの間で「残念すぎる」「別作品のようだ」と批判が殺到。
原作の緊迫した場面がアニメでは台無しになってしまったという意見も多く、炎上の一因となりました。
作画崩壊の原因は制作会社の変更?
第2期までは「A-1 Pictures」が制作を担当していましたが、第3期以降は「スタジオディーン」に変更されました。この交代がクオリティ低下の大きな要因と言われています。
スタジオディーンは多くのアニメを手掛けてきたものの、「七つの大罪」のような大規模アクションファンタジー作品の制作には人的・技術的リソースが不足していた可能性があるとのこと。
制作体制の違いやスケジュールの厳しさが、作画の乱れを引き起こしたと見られています。
スケジュールの過密と人手不足
作画崩壊の背景には、アニメ業界全体に共通する過密スケジュールと申告な人材不足もあります。「七つの大罪」は放送延期などの影響で制作スケジュールが厳しかったと言われており、短期間で多くの話数を仕上げる必要がありました。
アニメーターの確保も難航し、海外スタジオに外注するシーンも多かったため、画の品質管理が行き届かなくなったのです。結果として、完成度にバラつきが出てしまったとされています。
ファンの反応と原作への影響
ファンからは「原作の名シーンが台無し」「もっと丁寧に作ってほしかった」といった厳しい声が多数上がりました。中にはアニメを途中で視聴停止という人もいるほどです。これにより、原作のイメージに悪影響が出たとも指摘されており、新規読者がアニメ経由で入りにくくなったという見方もあります。
ただし、ストーリー自体は原作準拠だったため、原作ファンの支持は引き続き強いままでした。
最後に
今回の記事では七つの大罪の罪が重い順を紹介しました。「七つの大罪」は深いテーマと個性的なキャラクターで多くのファンを魅了してきました。罪の重さや背景を知ることで、物語の理解がより一層深まります。作画崩壊の理由も含めて、本作の魅力と課題を再確認するきっかけになれば幸いです。