なんとなく元気が出ないとき、疲れてしまったとき、そして、特に理由はないけど明るい映画を観たいとき。
そんなときにぴったりなのが、観る人を爆笑させてくれる「コメディ映画」ですよね。
特に、ひたすらおバカなギャグが連発されたり、はちゃめちゃなストーリーが展開されるタイプのコメディ映画を観れば、頭を空っぽにして、何も考えずにひたすら笑うことができます。
今回は、そんな「頭を空っぽにして楽しめる爆笑コメディ映画」を厳選して紹介します。
ジーサンズ はじめての強盗(2017年公開)
モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという、ハリウッドを代表するおじいさん俳優3人が主演を務めたコメディサスペンス映画です。
務めていた会社の都合で年金が払われないことになってしまった3人のお年寄りが、「自分たちがもらうはずだった年金を銀行から取り戻す」という決意のもと、本気の強盗計画を実行していきます。
なれない銀行強盗に四苦八苦する主人公たちのドタバタ劇や、お年寄りならではの風刺とセンスの効いたジョークがさく裂して、何度も吹き出してしまうこと間違いなしです。
宇宙人ポール(2011年公開)
アメリカのオカルトスポット巡りを楽しんでいたイギリス人SFオタクの二人組が、政府から逃亡中の宇宙人ポールと偶然出会い、ポールが故郷の星に帰るための手助けをしていくSFロードムービーです。
ポールの妙に人間くさい言動や、シュールでブラックなジョークの数々にニヤリとさせられる、ちょっぴり大人なコメディ映画に仕上がっています。
「大人版E.T.」「宇宙人版テッド」とでも言えるような内容です。
ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!(2014年公開)
こちらも「宇宙人ポール」と同じ主演コンビ、サイモン・ペッグとニック・フロストがタッグを組んだ作品です。
「一晩に地元の12軒のパブをはしごする」という伝説の記録を打ち立てるために集まった学生時代の旧友5人が、酔っ払いながらパブを巡るうちにその街に隠された秘密に気づいていく……という、ちょっぴりホラー風味のコメディ映画となっています。
泥酔しながら危機に立ち向かっていく主人公たちの千鳥足での戦いは、お腹の底から爆笑できます。
スモーキング・ハイ(2008年公開)
マフィアと汚職警官による犯罪の現場を目撃してしまったジャンキーの男が、クスリの売人も巻き込んで必死の逃走劇をくり広げるアクションコメディです。
「事件現場に超レアな葉っぱを落としてしまったことから身元を特定された」というおバカなピンチに始まり、思わず吹き出してしまうようなぶっ飛んだドタバタ劇がくり広げられます。
特にイケメン俳優のジェームズ・フランコが演じる売人ソールは、どこか憎めないキャラで大騒動を何度も巻き起こしてくれるので要注目です。
ゲット スマート(2008年公開)
ハリウッドを代表する美人女優アン・ハサウェイと、コメディ界の演技派スティーヴ・カレルがW主演を務めたスパイコメディ「ゲット スマート」。
優秀だけどちょっと抜けたところのあるスパイ組織の分析官が、ひょんなことから美人スパイとタッグを組んで最前線の現場で戦うことになります。
「007」や「ミッション:インポッシブル」など、名作スパイ映画の「お約束」のパロディが散りばめられた戦いは、ハラハラしながらも笑って楽しめます。
ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年映画)
こちらもスパイコメディの名作映画で、「Mr.ビーン」の主演で知られるローワン・アトキンソンが主人公のスパイ・ジョニーを演じています。
タイトルからも分かるように「007」のパロディネタをふんだんに盛り込みながら、まるでドリフのコントを観ているようなドタバタが展開されます。
主人公ジョニーの顔芸や動き、彼が巻き起こす大騒動は、笑いが止まらなくなること間違いなしです。
ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年公開)
アメリカンコメディを代表する一作となった、史上空前の大ヒット作です。
結婚式の前日に花婿の親友で集まって「独身さよならパーティー」をしたところ、翌朝には昨晩の記憶がまったくないままグチャグチャのホテルの部屋で目覚め、肝心の花婿が消えていた……という、斬新なストーリーが描かれます。
花婿失踪の謎がだんだん解けていくごとに「そんなわけあるか!」とツッコミたくなるストーリー、ブラックでちょっぴり過激なジョークなど、とにかく刺激的で笑える展開の連続です。
ツインズ(1988年公開)
ハリウッドを代表するマッチョ俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが、身長152cmと小柄なことで知られる個性派ダニー・デヴィートとタッグを組んでコメディに挑戦した作品です。
政府の極秘実験の結果に生まれ、お互いを知らずに育ったちぐはぐな双子の兄弟が、ひょんなことから出会って絆を深めていくハートウォーミングなコメディヒューマンドラマとなっています。
シュワちゃんは超人的な肉体と知能、そして子どものように純粋な心を持った男ジュリアスを演じていて、アクション映画で見る渋いキャラクターとは全く違った表情で観る人を笑わせてくれます。
スパイダー パニック!(2002年公開)
化学物質で巨大化したクモの大群と、その襲撃を受けた田舎町の住人たちの戦いを描いた「スパイダー パニック!」。
あらすじを聞くといかにもB級な内容ですが、「デイ・アフター・トゥモロー」などのローランド・エメリッヒが製作総指揮を務め、リアルなCGのクモがド迫力で暴れまわる本格アクションエンタメ大作です。
さらに、ストーリーはコメディ仕立てになっていて、妙に気の抜けた町の住人たちや、やたらと人間くさいクモたちのコミカルな仕草に笑ってしまいます。
ゴーストバスターズ(2016年公開)
1984年の名作コメディ映画「ゴーストバスターズ」を、最新の映像技術と「女性主人公」という新たな試みでリブートした2016年版「ゴーストバスターズ」。
本家のパワーやセンスはそのままに、より現代的で派手なアクションコメディに進化を遂げた一作です。
強烈なインパクトを残してくれるゴーストバスターズの面々、そして、「マイティ・ソー」でのソー役とは打って変わって情けない男子を演じるクリス・ヘムズワースなど、とにかく濃すぎるキャラクターが見どころとなっています。
ハイテンションで大騒ぎしながらくり広げられるゴーストとの戦いは、爆笑必至です。
最後に
今回紹介した作品は、どれもテンポのいいストーリーと派手な映像、そしてぶっ飛んだジョークやギャグの数々で観る人を爆笑させてくれる傑作ばかりです。
とにかく思いっきり笑いたい!という気分のときは、ここに並んだ作品を手に取れば間違いありません。
頭を空っぽにして楽しめるコメディ映画でお腹の底から爆笑して、明るい気分になりましょう。