ホラー映画の中でも、「殺人鬼もの」は定番ジャンルのひとつとして人気があります。
恐ろしい凶器をもって襲ってくる殺人鬼たちは、得体の知れない幽霊とはまた違った怖さがありますよね。
今回は、ホラー映画界で知られるさまざまな「殺人鬼」たちの中から、特に印象的なキャラクターたちを「強さ」にフォーカスをあててランク付けしてみました。
パッと見たビジュアルだけでも怖いキャラクターばかりなので、ホラーが苦手な方は閲覧にはご注意ください…。
5位:ゴーストフェイス(「スクリーム」シリーズ)
まず、第5位に輝いたのは、4作目まで続く名作ホラーシリーズ「スクリーム」から、オーソドックスなお化けマスクが印象的な「ゴーストフェイス」です。
突然現れては主人公や周囲の人々に襲いかかり、たくさんの犠牲者を出しました。
まるでお化けがムンクの叫びのような表情をしたマスクは、ハロウィンの仮装などでも人気があるので、誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。
普通の人間がこのマスクをかぶっただけということで、強さはごく平均的な成人男性なみのゴーストフェイス。ですが、彼の本当の恐ろしさは「マスクを外してしまえば、誰が犯人か分からない」という点です。
なぜ主人公をつけ狙うのか、その正体は誰なのか。それが分からないからこそ「隣にいるこの人がゴーストフェイスかもしれない」という不安を主人公や観客に植えつけました。
さらには「犯人は一人とは限らない」というミスリードも、多くの人を驚かせました。
「結局は人間の恨みが一番怖い」ということを実感させてくれる、シンプルながらインパクトのある殺人鬼です。
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4位:チャッキー(「チャイルド・プレイ」シリーズ)
次にランクインしたのは、殺人犯の魂が乗り移った人形「チャッキー」です。
小柄な人形ということで力もあまり強くないチャッキーですが、子ども向け人形が凶悪な表情を浮かべたそのビジュアルは見ただけでゾッとしてしまうおぞましさがあります。
魂は殺人鬼ということで、スプラッターな手口で容赦なく人々を襲っていく描写もグロテスクで思わず目を背けてしまいます。
見た目で油断させて残酷に殺りくを重ねていく凶悪さは、第4位の座にふさわしいのではないでしょうか。
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3位:レザーフェイス(「悪魔のいけにえ」シリーズ)
第3位は、古典ホラーの名作「悪魔のいけにえ」や、そのリメイクである「テキサス・チェーンソー」シリーズに登場した殺人鬼「レザー・フェイス」です。
犠牲者の皮でマスクを作って被るというおぞましい行為、普通の人間では太刀打ちできない大柄な体格は、設定のインパクトと物理的な強さを両立していて、「絶対に対面したくはないな」と思わせてくれます。
チェーンソーを振り回して追いかけてくる姿は殺人鬼のお手本のような恐ろしさで、「マスクの殺人鬼=チェーンソーが武器」というステレオタイプなイメージの先駆者ともいえる存在です。
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2位:フレディ・クルーガー(「エルム街の悪夢」シリーズ)
第2位に輝いたのは、世界的に有名な殺人鬼の一人、「エルム街の悪夢」シリーズのフレディ・クルーガーです。
火傷の痕が痛ましい顔、中折れ帽に赤と緑のボーダーのセーター、鋭い鉤爪と、パッと見ただけで忘れられないビジュアルのフレディ。
さらに、「フレディの存在を知っているだけで、夢の中に現れて襲ってくる」という独特の設定も、映画の登場人物や観客たちに逃げ場のない恐怖を植えつけてきます。
時には現実世界にまで現れて襲ってくる上に、現実で倒しても夢の世界に逃げていき、さらに夢の中では不死身など倒すのがとても難しいのも特徴です。
強さの面でも倒されにくさの面でも、他の殺人鬼と比べても群を抜いた存在と言えるでしょう。
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1位:ジェイソン・ボービーズ(「13日の金曜日」シリーズ)
トップに輝いたのは、知らない人はいない殺人鬼界の帝王、「ジェイソン・ボービーズ」です。
殺人鬼ホラーの金字塔「13日の金曜日」シリーズの主人公であるジェイソンはホッケーマスクを被ったビジュアルで、世界一有名なホラーキャラクターといっても過言ではない知名度を獲得しています。
さまざまな武器を手にしつこく迫ってくるジェイソンからは、一度狙われたら逃げる術はありません。
また、撃たれても沈められてもバラバラにされても死なない不死身の存在として知られていて、シリーズ全10作で何度も倒されながらも復活するというタフさを見せています。
強さでも知名度でも、まさにホラー映画の殺人鬼の王にふさわしいキャラクターです。
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最後に
今回紹介した5人の殺人鬼たちは、有名なキャラクターが多いので、全て知っているという方も多いのではないでしょうか。
そして、有名なだけあって、どのキャラクターも殺人鬼として確かな恐ろしさと強さやインパクトをもっています。
個性豊かな殺人鬼たちの活躍(?)を、ぜひ一度、彼らの出演作で目撃してみてください。ただし、ショッキングな描写が多い作品ばかりなので、心臓が弱い方は細心の注意が必要です!