トム・クルーズの代表作としても知られ、世界中で大ヒットを記録してきた『ミッション:インポッシブル』シリーズ。
その4作目がこの『ゴースト・プロトコル』です。
主人公たちIMFのエージェントがこれまでよりさらに大規模な陰謀に立ち向かっていく様や、ドバイの高層ビルを舞台にした超絶スタントが本作の見どころとなっています。
シリーズの中でも特に人気の高い一作です。
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」ってこんな話
アメリカのスパイ組織IMFのエージェント・トレヴァーが「コバルト」という危険人物に渡るはずの重要なファイルを奪取する任務中、別組織の殺し屋に殺害されてファイルを奪われてしまいます。
事態解決のため、IMFはモスクワで投獄されていたエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)を脱出させ、新たにチームを組ませてファイルを取り戻すことを命じます。
任務に挑むイーサンたちでしたが、コバルトやその手先の妨害が相次ぎ、ミッションは困難を極めていきます。
IMFとコバルトだけでなく、そこに彼らを追うロシア当局も加わり、三つどもえの争いがくり広げられていきます。
スタイリッシュなスパイアクションが最大の見どころ
人気シリーズ4作目ということもあって、アクションも物語のスケールもよりパワーアップしています。
スパイ映画らしい驚きのギミックやガジェットの描写も健在で、それらを駆使したスタイリッシュなスパイアクションが最大の見どころです。
ロシアやドバイやインドなど、ストーリーがくり広げられる様々なロケーションも印象的で、特に世界一高いビルであるドバイのブルジュ・ハリファでのアクションシーンは圧巻です。
ビルの窓を破壊してビル側面をイーサン・ハントが移動するシーンは、トム・クルーズが自ら地上数百mでのスタントをこなしたことでも話題になりました。
技術面でイーサンをサポートするダン(サイモン・ペッグ)やIMF分析官のブラント(ジェレミー・レナー)など、新しくシリーズにレギュラー入りしたキャラクターたちにも注目です。
今までの集大成のような作品
「1作目は古典的なスパイ映画、2作目はアクション色の強い映画、3作目はシリアス寄りのアクション映画」とそれぞれ作風が大きく異なっていたのが『ミッション:インポッシブル』シリーズの特徴でした。
ですがこの『ゴースト・プロトコル』は今までの要素がバランスよく混ざり合っていて、今までの集大成のような作品だと思いました。
軽すぎず重すぎず、最初から最後までのめり込めるバランスのいいスパイアクション大作です。
特に最大の見せ場でもあるドバイのアクションシーンは、大変なピンチのはずなのにどこか笑えるようなユーモアがあったり、思わず関心してしまうようなスパイらしいギミックや作戦が登場して楽しめました。
最後に
スパイアクション映画として新境地を開拓した『ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル』は、シリーズのファンだけでなくスタイリッシュなアクション映画が好きな全ての人におすすめできる作品です。
トム・クルーズたち登場キャストの魅力やハラハラドキドキの斬新なアクション描写、驚きのストーリー展開など、最初から最後まで目が離せません。