日本でもイケメンのハリウッドスターとして人気の高いイギリス出身の俳優、オーランド・ブルーム。
端正な顔立ちと幅広い役柄をこなす演技力で、数多くの大作に出演して話題を集めてきました。
そんなオーランド・ブルームのおすすめの出演作を紹介していきます。
オーランド・ブルームの知名度を上げた出世作『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)
世界的な名作ファンタジー小説「指環物語」を、圧倒的なスケールで映像化したシリーズの第一作目。
世界を滅ぼすほどの力を秘めた指環を破壊するための旅に臨む主人公フロドたちの戦いや、指環を狙う邪悪な勢力とそれに立ち向かう人間・エルフの死闘が描かれます。
オーランド・ブルームは旅の仲間の一人であるエルフの王子レゴラスを演じ、幻想的な美貌とスタイリッシュな戦いぶりでメインキャストの中でも特に大きな話題を集めました。
オーランド・ブルームの知名度が一気に高まった出世作といえる作品です。
不動の人気を確立した代表作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)
ジョニー・デップ主演の大ヒットアドベンチャー映画シリーズの一作目です。
オーランド・ブルームは主人公ジャック・スパロウの壮大な戦いに巻き込まれていく青年ウィル・ターナーを演じており、ストーリーを通してたくましく成長していくキャラクターとして人気を集めています。
シリーズの大ヒットと合わさって、オーランド・ブルームも不動の人気を誇るハリウッドスターになりました。
初々しいオーランド・ブルームが観られる戦争映画『ブラックホーク・ダウン』(2001)
1990年代のソマリア内戦を舞台に、アメリカ軍の特殊部隊による実際の作戦が描かれる戦争アクション大作です。
映画とは思えない壮絶な戦闘シーンが最大の特徴で、史実に沿った悲惨なストーリーが高評価を集めました。
多くの実力派俳優が出演した中でオーランド・ブルームは新兵ブラックバーンを演じ、あまりにもあっけない退場で戦場の空しさを見せました。
まだほとんど無名俳優だった頃の、どこか初々しいオーランド・ブルームが見られる作品です。
エルサレムをテーマにした歴史スペクタクル大作『キングダム・オブ・ヘブン』(2005)
ユダヤ教やキリスト教、イスラム教の聖地として知られるエルサレムを舞台に、中世の戦乱の時代を生きる青年を描く歴史アクション映画。
オーランド・ブルームはエルサレムのために先頭に立って戦うことになる主人公バリアンを演じました。
ストーリーは史実をアレンジしながら展開されていて、十字軍など当時の世界の情勢が迫力の映像で描かれます。世界史を知ってから見ると、より楽しめる作品です。
10年越しで美しいエルフ役を演じきった『ホビット 竜に奪われた王国』(2013)
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前日譚となる、ホビットのビルボ・バギンズと仲間たちの冒険を描くスピンオフシリーズの2作目。
1作目「ホビット 思いがけない冒険」をさらに上回る壮大な世界観や映像美が見どころで、「ロード・オブ・ザ・リング」の人気キャラクターだったレゴラスが再登場することでも話題になりました。
「ロード・オブ・ザ・リング」の公開から10年が経ってもまったく変わらないレゴラスの美しさが印象的で、オーランド・ブルームの俳優としてのカリスマ性が感じられます。
名作を大胆にアレンジしたアドベンチャー大作『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011)
有名なアドベンチャー小説「三銃士」を、「バイオハザード」シリーズで知られるポール・W・S・アンダーソンが大胆にアレンジしたアクション大作。
巨大なハイテク飛行船による空中戦や現実離れしたド派手なアクションなど、ファンタジーやSF色の強い作風が特徴です。
オーランド・ブルームは銃士たちに立ちはだかる悪役バッキンガム公爵を演じ、ミラ・ジョヴォヴィッチが演じる謎の美女ミレディとタッグを組む姿を見せてくれます。
名優とのタッグで見せるシリアスなクライムアクション『ケープタウン』(2013)
南アフリカのケープタウンを舞台に、2人の警官がとある殺人事件の裏に隠された恐ろしい薬物事件を追っていくクライムアクション映画。
素行不良の若い刑事ブライアンをオーランド・ブルームが、ベテランの警部アリをオスカー俳優のフォレスト・ウィテカーが演じ、ハリウッドの実力派2人の共演作として話題になりました。
緊張感に満ちたシリアスなストーリーが魅力の、王道のハードボイルドムービーです。
実力派俳優が並んだ本格アクションサスペンス『アンロック/陰謀のコード』(2017)
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」シリーズや「プロメテウス」で知られるノオミ・ラパス主演のサスペンス映画。
元CIAの敏腕尋問官の主人公が、とあるバイオテロ事件の裏に張り巡らされた陰謀に巻き込まれていきます。
オーランド・ブルームは事件解決のキーになる元海兵隊員の男を演じていて、それまでの「若いイケメン俳優」というイメージとは裏腹な渋い役柄が注目ポイントです。
オーランド・ブルームの中国映画進出作『スマート・チェイス』(2019)
警備会社を経営する主人公が、高価な美術品の輸送任務中に窃盗団に襲われ、戦っていく姿を描くアクション映画です。
中国映画界によって製作された作品で、オーランド・ブルームにとっては中国映画への進出作となっています。
オール中国人キャストに囲まれ、短い金髪スタイルでスタイリッシュなアクションをくり広げるオーランド・ブルームという、これまでとはひと味違う彼の一面が見られる異色作です。
「弱いオーランド・ブルーム」が観られる歴史大作『トロイ』(2004)
有名なギリシャ神話「トロイの木馬」を題材にした歴史スペクタクル大作。
神話的な要素を排して、現実的な古代の戦争ストーリーにアレンジした内容が反響を呼び、ブラッド・ピットが伝説的な戦士アキレスを演じたことでも話題になりました。
オーランド・ブルームはトロイの王子の一人パリスを演じ、ギリシャ中を巻き込む戦争のきっかけを作っただけでなく、戦死しかけて怖気づいて逃げ出すなど、「弱い男」っぷりを見せました。
スマートでかっこいいキャラクターを演じることが多いオーランド・ブルームにしては珍しい演技が見られる作品です。
最後に
アイドル的な人気を集めていた活動初期の頃と比べて、近年では演技の幅も広がって実力派俳優として注目されるようになってきたオーランド・ブルーム。
40代になってからは大人の渋い色気を見せる役柄も多く、今後のさらなる活躍が期待されます。
代表的な大作から隠れた良作まで、オーランド・ブルームの出演作を手に取ってみてください。