マグニフィセンと・セブンは、日本映画の巨匠黒澤明監督の代表作である『7人の侍』を翻案とした『荒野の7人』原案のリメイク作品となっています。
これぞ西部劇だという仕上がりです。
イ・ビョンホンやデンゼル・ワシントン、クリス・プラットなどの超豪華な俳優陣が出演しており、銃でバンバンと撃ちまくるだけかと思って観ると度肝を抜かれること間違いなしです。
男子は大好きだと思いますが、非暴力主義の女の子には向かないので要注意です。
ヒーローが悪を倒すシンプルなシナリオ
物語は至ってシンプルです。
資本家による西部開拓が進んでいた時代、大資本家バーソロミュー・ボーグ(悪役)が暴力的な土地の買収を繰り返していました。
その中の1つの村でボーグに逆らい夫を殺された妻、マシュー・カレン(ヒロイン)が凄腕の7人を集め(ヒーロー)、ボーグを倒しに行くという話です。
最後の銃撃戦は必見
見所は何と言っても最後の銃撃戦です。
敵を町におびき寄せ、罠にはまったところで一斉に銃の撃ち合いが始まる瞬間はドキドキが止まりませんでした。
また、敵の数が尋常じゃなく多く町になだれ込んでくるのですが、それを7人がガンガンぶっ倒していく爽快感もたまりません。
しかし、敵もやられるだけでなく途中で当時の最新兵器、ガトリングガンを持ち出してくるのですがこれには敵ながら心くすぐられました。
さらにヒーロー7人となっていますが、保安官もいれば酔っ払いや先住民もいたりと個性あふれるならずものばかりなのです。
そして、彼らが銃だけでなく弓矢や斧などそれぞれの戦い方を見せてくれるのも見所の一つです。
ハードボイルドさに痺れました
この作品を観てハードボイルドってこういう男たちのことなのだと感じました。
何よりも自分の名誉のために戦っており、戦場で死ぬことを美とする考え方は馬鹿らしくもかっこよかったです。
時代はかなり違い、今は平和な世の中ですが、彼らのような芯のある人間というのはとても魅力的で、そういう人間になりたいと思いました。
また、最近の作品ではあまり見られないヒーローがやられてしまうのは衝撃的でした。
しかし、そんな中でも自分が死ぬであろう最後の瞬間まで冗談を言い合っている姿は、思わず惚れそうになってしまうでしょう。
最後に
私はこてこての西部劇や、時代劇といった時代ものはあまり好きではなく、今まで面白いと思った作品はありませんでした。
しかし、この作品は俳優や映像が現代風に上手くリメイクできていて、初めて西部劇を面白いと思いました。
食わず嫌いならぬ見ず嫌いの方も、是非一度観てほしい作品です。
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