『ミニオンズ』や『怪盗グルー』シリーズ等でお馴染み、イルミネーション・エンターテインメント製作のアニメーション映画です。
個性豊かな動物キャラクター達が、ショービジネス界での成功を目指して奮闘します。
現代のポップスからクラシックまで、作中に登場する楽曲は実にさまざまです。
音楽を愛する気持ちや、夢を追うことの大切さを思い出させてくれます。
失敗に負けず、夢は絶対に諦めない!
バスター・ムーンは、舞台作品をこよなく愛するコアラです。夢を叶え劇場主になりますが、経営はカツカツで倒産寸前でした。
そんな状況を打破するために、劇場の目玉として歌のオーディションを開催します。
反響は予想以上で、多くの参加者が集まりました。しかし、それには理由があります。
スタッフの手違いで、コンテスト優勝者の賞金が大幅に跳ね上がっていたのです。
焦ったバスターは、何とか予算を獲得しようとしますが、結局失敗に終わってしまいます。
工夫を凝らした改装も裏目に出て、劇場はボロボロに壊れてしまいました。
そんな彼を救ったのは、コンテストの参加者たちです。賞金目的ではない、歌と舞台を愛する気持ちが彼らを動かしたのでした。
手作りのコンサートを開催した彼らは、劇場の人気を取り戻します。
夢を叶えた舞台として、劇場は再建を果たすことに成功したのでした。
数々のヒット曲と個性豊かなキャラクター達
テレビCMで、ブタのグンターがレディ・ガガの『バッド・ロマンス』を歌う姿が話題になりましたよね。
作中ではケイティ・ペリーの『ファイヤワークス』やテイラー・スウィフトの『シェイク・イット・オフ』等、レディ・ガガ以外でも数々のヒット曲が披露されます。
フランク・シナトラを歌う渋いキャラクターも登場し、音楽好きにはたまらない内容です。
キャストたちの歌唱力も申し分ないものでした。さすが、『SING』という表題をつけているだけあります!
個性豊かな動物たちの、細かいキャラクター設定も見どころです。
才能はあるのに自分に自信が持てないゾウや、父親との確執を抱えながら夢を追うゴリラ、家事や子育てに追われる主婦のブタ等、それぞれの生活がコミカルに描かれています。
動物なのに、悩みの内容がとても人間らしいです。だからこそ、ハッピーエンドのラストが心にグッと来ます。
諦めずに夢を見続けることの大切さを教えてくれるストーリーでした。
最後に
たくさんの楽曲が登場し、音楽のパワーに満ち溢れた作品です。
活き活きとステージで歌う動物たちの姿に、元気を分け与えてもらえます。
音楽を愛し、夢を追う全ての人にオススメしたい映画です。