日本のおもちゃを原点にもつハリウッドの人気SFアクション「トランスフォーマー」シリーズ。
その3作目となった「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」では、実際の歴史上の出来事を絡めたミステリアスなストーリーがくり広げられます。
もちろん、前2作と比べてもさらに進化したド派手なアクションも大きな見どころです。
NASAの「アポロ計画」も絡んだトランスフォーマーたちの物語
前作での戦いから数年後。
大学を卒業したサム(シャイア・ラブーフ)は、一緒にトランスフォーマーの事件を乗り越えたミカエラと破局し、新しい恋人のカーリー(ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)と同居しながら就職活動に明け暮れていました。
一方で、オプティマス・プライム率いるオートボットと人類の特殊部隊NESTは、悪のディセプティコンと戦った際、「月の裏側には昔に墜落したオートボットの船があり、そこにトランスフォーマーたちの命運を左右するワープ装置が残されている」ということを知ります。
実は過去のアポロ計画も、この「月の裏側」を調査するためのものだったのでした。
ディセプティコンたちはワープ装置を使って地球を脅かす計画を実行に移しはじめ、それを防ごうとするオートボットと人類との戦いが始まります。
そして、サムは再びその戦いに巻き込まれていくのでした。
シカゴを舞台にしたサムの最後の戦いに注目
「トランスフォーマー」シリーズでは、最初の3作とその後の作品で、登場キャストやストーリーががらりと変わります。
なので、この「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」は、初代主人公のサムが登場した最後の作品となりました。
トランスフォーマーの戦いはより規模が大きく、映像的にも派手になっていて、シリーズでも一番と言っていいド迫力の死闘がくり広げられます。
市街地での戦いに巻き込まれた人々が命を落とす様子が明確に描かれたりと、これまでの作品と比べてよりシリアスな描写が多いのもポイントです。
また、前作までヒロインだったミカエラが登場せず、代わりに新ヒロインのカーリーが出てきたり、アポロ計画と絡めたミステリアスな物語がくり広げられたりと、ストーリー的にも今までより挑戦したものになっています。
後半1時間のシカゴでの壮絶な戦いは、SFアクション映画の歴史に残る大熱戦です。
最後に
「トランスフォーマー」前期3部作の完結編となった「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」。
度肝を抜く映像の数々、1作目から比べてよりたくましくなったサムの戦い、挑戦的なストーリーなど、完結作としてふさわしい意欲作です。
ド派手なハリウッドアクションが好きな方は、一度は観るべき作品でしょう。
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