ぶっ飛んだテンションや過激なギャグ描写で、邦画とはまた違った面白さがあるアメリカのコメディ映画。
そんなアメリカンコメディの中には、かなり衝撃的でどぎつい内容のものもたくさんあります。
下ネタや不謹慎なネタのオンパレードな作品も多く、人によっては鑑賞注意なことも……ですが、弾けたコメディ映画が好きな人なら、思いっきり爆笑できること間違いなしです。
今回は、そんな「ちょっぴりお下品なコメディ映画」を紹介します。
ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年公開)
親友の結婚前日に男友だち4人で「独身さよならパーティー」を開いたところ、泥酔して目覚めた翌日にはなぜか花婿が行方不明、さらに昨夜の記憶が全くなくて……というパニックを描いた作品。
低予算のコメディ映画として作られながら、世界中で空前の大ヒットを記録してシリーズ化されました。
お下劣な騒動の中で少しずつ明かされていく昨晩の真相に笑わされる、ドタバタ過激コメディの傑作です。
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モンスター上司(2011年公開)
パワハラ、セクハラ、モラハラ……様々なタイプの「モンスター上司」に悩まされる3人の男たちが、それぞれの上司を暗殺して平和な人生を手に入れようと奮闘するも、予想外のハプニングに巻き込まれていくアクションコメディ映画です。
大人で過激なジョークの数々は、不謹慎だと思いながらも笑わずにはいられません。
ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、ドナルド・サザーランドなど、意外にも豪華な俳優陣が揃っているのにも注目です。
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宇宙人ポール(2011年公開)
アメリカ政府から逃亡中の宇宙人ポールと、彼にたまたま出会ったSFオタクの中年男性コンビの珍道中を描いたSFコメディ。
主演はコンビでの出演が多い、人気コメディ俳優サイモン・ペッグとニック・フロストです。
あまりにも人間くさいポールの言動や、ちょっと間の抜けた政府組織のエージェントとの戦い、意外過ぎる黒幕など、SFファン、コメディファン、アクションファン誰でも楽しめる痛快エンタメ作品に仕上がっています。
笑ってほっこりできるストーリー、意外にも感動的な結末は、「大人版E.T.」とでも呼べるのではないでしょうか。
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ゲームオーバー!(2018年公開)
Netflixオリジナル作品として配信されているアクションコメディ映画。
ホテルの清掃係として働くおバカな仲良し3人組が、ホテル全体を占拠するテロ事件に遭遇し、知恵と思い切りのよさを武器にテロリストたちに立ち向かっていきます。
かなり直接的で下品なギャグが満載ですが、とにかくぶっ飛んだ展開の連続に笑いが止まらなくなること間違いなしです。
頭を空っぽにしてゲラゲラ笑えますが、カップルや家族で観るにはとてもおすすめできません……。
21ジャンプストリート(2012年公開)
「童顔」という理由で高校に生徒として潜入捜査することを命じられた若い警官2人が、一見平和な高校生活の裏に隠された麻薬事件に迫っていく様を描いた作品。
イケメンアクション俳優として人気のチャニング・テイタムと、人気コメディ俳優のジョナ・ヒルがW主演を果たした異色作です。
高校で起こる思春期全開のハプニングの数々など、ちょっぴりお下品な作風に加えて、本格的なアクションやテンポのいいストーリー展開が見どころとなっています。
意外なハリウッドスターがカメオ出演しているのにも注目です。
ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン-(2007年公開)
「宇宙人ポール」と同じくサイモン・ペッグとニック・フロストが主演を務め、「アントマン」や「ベイビー・ドライバー」で知られるエドガー・ライトが監督したアクションコメディ映画。
田舎町に赴任した警官が、のどかな田舎生活の裏に潜む陰謀を知ってしまうという、ちょっぴりサスペンスホラーなストーリーがくり広げられます。
イギリス映画ということでアメリカンコメディとは一味違う作風が特徴で、グロテスクでシュールな展開は、ドキドキしながらもついブラックな笑い声が出てしまいます。
ゾンビワールドへようこそ(2015年公開)
田舎町で発生したゾンビパニックに、冴えない高校生ボーイスカウト3人組がサバイバルの知恵を駆使して立ち向かっていくホラーコメディ映画。
登場人物が妙にクセの強いキャラクターばかりで、ハイテンポに進んでいくストーリー展開も合わさって、飽きずに観られます。
どぎつい下ネタとゾンビ映画らしくグロテスクなゴアシーンの連続で、そういった描写が苦手な人は要注意の作品でしょう。
ですが、過激な笑いが欲しいときには、この作品で間違いありません。
クレイジー・パーティー(2016年公開)
会社の支部の存続をかけ、私財を投じてまで豪華なパーティーを開き、一世一代の「接待」に臨む社員たちの奮闘を描いた作品。
あまりにもはっちゃけ過ぎたパーティー描写、乱れ飛ぶ紙吹雪、ゲストで登場する大物アーティスト、宙を舞う取引先の幹部社員……そんな、
とにかく大騒ぎな展開が笑いどころのハイテンションムービーです。
後半では意外な展開に話しが進んでいって、最初から最後まで驚きと爆笑を含んだストーリーとなっています。
俺のムスコ(2012年公開)
女性教師とその生徒(中学生)が愛し合った末に生まれた男が出自を隠して生きていたら、ずっと連絡を絶っていたパパが突然訪ねてきて……というドタバタストーリーが描かれるコメディヒューマンドラマです。
「ハン・ソロ」と名づけられてしまったムスコが「トッド」に改名していたり、生活能力のなかった父親を嫌っていたりと、よくある家庭トラブルの規模を何倍にも大きくしたような人間模様が描かれて、ハチャメチャなトラブルも合わさってぶっ飛んだ笑いを見せてくれます。
主演のパパ役を、大物コメディ俳優のアダム・サンドラーが務めているのも見どころです。
スモーキング・ハイ
大物マフィアと汚職警官による殺人現場を目撃してしまった男が、マリファナ売人の友人とともに追われる様を描いたアクションコメディ映画。
ちょっと頼りない主人公デールを人気コメディアンのセス・ローゲンが、トラブルメーカーなのにどこか憎めない売人ソールをジェームズ・フランコが演じています。
洒落にならない状況のはずなのに、どこかゆる~い雰囲気で描かれる2人の逃避行や、終盤でのマフィアや中国マフィア、警官を巻き込んだ三つ巴の大乱闘が見どころです。
最後に
どの作品も下ネタやちょっとグロテスクなネタ、不謹慎な描写をふんだんに盛り込んだコメディ映画ばかりですが、たまにはこんなアブない映画で爆笑して、思いっきりストレスを発散するのも楽しいのではないでしょうか。
とにかく頭を空っぽにして、悩みもモラルも忘れて笑いたいときは、ここで紹介した作品を手に取ってみてくださいね。