ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、ひとりの男の波乱に満ちた人生を描く、言わずと知れた傑作ミュージカルの映画版です。
美しい音楽と誰をも惹きつけるストーリーがそのまま、ファンの期待を裏切らない作品となっています。
圧倒的なスケールで繰り広げられる展開に、誰もが息をのむはず。実力派の豪華キャスト達にも注目です。
愛と波乱に満ちた人生
主人公のジャン・バルジャンは、人生に絶望していました。たったひとつのパン盗んだ罪で、刑務所に19年も服役していたからです。
しかし、仮釈放中に出会った司教が彼の心を改心させます。
それからは素性を隠し、親切な市長として生活していました。
そんな中、哀れな運命を背負った女性から、幼い娘コゼットの世話を頼まれます。
快く引き受けるジャン・バルジャンですが、タイミング悪く彼の正体が明らかになってしまいました。
コゼットと共に、逃亡生活を始めるジャン・バルジャン。いつしか幼い娘は美しく成長し、青年マリウスと恋に落ちます。
しかし、学生運動が激化する中、マリウスは命の危機に見舞われてしまうのです。
ジャン・バルジャンはそんな彼を助け、娘との結婚も認めます。そして最後には役目を終え、温かい愛に包まれながら、天国へと旅立って行くのでした。
実力派揃いのキャスト達
ミュージカル『レ・ミゼラブル』といえば、なんと言っても美しい楽曲とストーリーが魅力の作品です。
そのミュージカルのイメージを壊さない、抜群の歌唱力と演技力を備えたキャストがそろっています。
主演のジャン・バルジャンを演じたヒュー・ジャックマンはもちろん、その他のキャストも実力派揃いです。
特に、哀れな女性ファンティーヌに扮するアン・ハサウェイの演技は、観るもの全ての涙を誘います。劇中で頭を丸刈りにするシーンがありますが、ウィッグもエクステも使わなかったそうです。
ミュージカルファンとしては、エポニーヌ役をロンドン公演のオリジナルキャストが演じているのも嬉しいポイント。
この映画の売り文句である、「ミュージカル作品「完全映画化」」という言葉にも納得です!
最初から感動しっぱなし
原作ミュージカルの大ファンなので、とても期待をしていた映画です。
それと同時に、イメージを壊されないかヒヤヒヤしていましたが、その心配は全くありませんでした。
舞台の限られたスペースでは描けない、圧倒的なスケールの大きさに感動です。
映像やストーリーの演出を見ても、素晴らしい出来栄えとなっていてます。制作陣やキャスト達の、この作品への大きな愛を感じました。
最後に
ミュージカル『レ・ミゼラブル』が、不朽の名作と呼ばれ世界中で愛されている理由。この作品を見た後なら、誰もが納得できる事だと思います。
ミュージカルファンの方なら、一度は見ないと損な映画です。もちろん、今までミュージカルに興味は無かった方にもオススメ。
全ての人を惹きこむ引力を持った作品です。
「レ・ミゼラブル」はこちらでCheck!