革命的な映像描写が話題になって大ヒットし、世界興行収入の歴代1位(2018年1月現在)の記録を持っている『アバター』。
3Dで表現される圧倒的な映像は、日本でも大きな話題になりましたね。
観る人を異世界に連れていってくれる、この作品の魅力を紹介していきます。
「パンドラ」で繰り広げられる壮大なストーリー
22世紀半ば。
宇宙に進出した人類は、地球とよく似た星「パンドラ」の地下に眠る希少資源を採掘するためにこの星に基地を建設していましたが、パンドラの原住民族ナヴィの抵抗に遭い、作業は難航していました。
採掘を進めるRDA社はナヴィを懐柔するため、人間とナヴィの遺伝子を掛け合わせて作った人造のナヴィをアバターに人間が意識を接続して、ナヴィの姿で彼らに近づいて交流を図ります。
このアバター計画に参加した主人公サリー(サム・ワーシントン)たちはアバターの体でナヴィたちと接していき、次第に彼らの生き方や信念に共感していきます。
そして、利益のためにナヴィたちを強引に排除しようと動き始めたRDA社への反感を強めていくのでした。
圧倒的な映像美はリアリティ抜群
『アバター』が世界最大のヒットを記録した大きな理由は、何といっても観る人を圧倒する映像描写です。
3D上映の効果も相まって、公開当時は「まるで映画の世界に自分もいるみたい」と話題になりました。
映画館での3D上映でなくても、『アバター』の映像は圧巻です。
パンドラの幻想的な風景やそこに暮らす不思議な生き物たちは、まるで本当にそんな場所があるとしか思えないようなリアリティを持っています。
そんな世界観で描かれるストーリーはシンプルで王道な内容で、主人公サリーや彼と仲良くなるナヴィの女性ネイティリ、協力してくれる周囲の人たちにスッと感情移入できます。
背景にはアメリカのインディアン迫害の歴史などへの戒めもあって、シンプルながら深い物語です。
パンドラの景色がどこまでも広がっていた!
最初に観たのは映画館でしたが、その時はとにかく圧倒的な映像美に驚かされました。
3D描写は目の前に飛び出てくるというよりは「奥行きがすごい」という印象で、パンドラの景色がどこまでも広がっているように思えました。
後日改めて自宅のテレビで観ると、そんな映像を映画館では分かりづらかった細部までじっくり体感することができました。
草の1本から石のひとつまで徹底した作りこみで、そんな風景が全てデザインされたものだとはとても思えないリアルさです。
ストーリーや登場人物たちの心の動きはシンプルで、映画の世界観を最大限に引き立てるような話になっています。
シンプルとはいえ、一切の無駄なく観た人の感情を揺さぶるような感動的な物語になっているので、どんな人でも楽しめるのではないでしょうか。
最後に
映画の歴史に名前を残す大作となった『アバター』は、驚異的な完成度の世界観で観る人を驚かせてくれます。
まだ未見の人は、是非この圧倒的な映像美を体感してみてください。
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